CMCA 理事長 須藤

日本で最初にキャリアコンサルタント(※当時はキャリアカウンセラー)の養成を始めたCMCAが、発足当初から変わらずに重視していることは「話を聴く(傾聴)」技術です。そして私たちは、その傾聴をベースに、相談者が納得するまで伴走できるキャリアコンサルタントが理想的だと考えています。

「キャリア」に関する悩みを解決することは簡単ではありません。 キャリアコンサルタントとして実際に受ける相談には、「一見充実しているけれど、このままでいいのだろうか?」というものが多くあります。そういう場合、転職などキャリアチェンジの伴走をするよりも、今のまま、あなたの生き方でいいのではないですか、と肯定することで安心感を持ってもらい、前を向けるようになることも少なくありません。

まだまだ日本では、カウンセリングを受けること自体にハードルがあるように思います。このハードルをもう少し下げ、もっと気軽に自分のキャリアについて相談して、明日から前向きに生きていけるきっかけを作ることが普通になるといいと考えています。

キャリアとは生き方であって、仕事のことだけではありません。このことをもっと理解していただき、本当の意味で自分のやりがいを見つけるためのお手伝いができたらうれしいですし、そのサポートができる人材をCMCAは輩出していきたいと考えています。

CMCA 理事長 須藤