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働きながらキャリアコンサルタント試験に合格する方法
2025年09月02日
2025年09月29日

「仕事が忙しくて勉強時間が取れない」「このままで本当に合格できるのか」
フルタイムで働きながら国家資格キャリアコンサルタント試験に挑戦する。この二重の負担に、心が折れそうになることもあるでしょう。しかし、働きながら合格した先輩たちには共通する「戦略」がありました。
目次
時間がない人ほど「戦略」が命
1. 隙間時間の徹底活用
通勤時間、昼休み、寝る前の15分。この積み重ねが合否を分けます。
【具体的な活用例】
- 通勤電車:理論暗記アプリ
- 昼休み:過去問1問解く
- 就寝前:論述の構成練習
- 朝の10分:前日の復習
1日30分×6ヶ月=90時間。これだけでも学科試験の基礎は固まります。
2. 「完璧主義」を捨てる勇気
全範囲を完璧に理解する必要はありません。
【効率的な学習配分】
- 頻出分野に8割の力
- 出題可能性の低い分野は2割く
- 過去問で7割取れたら次へ
- 理解度70%で前進
3. 仕事経験を武器にする
実は、働いている人には大きなアドバンテージがあります。
- 職場の人間関係=カウンセリング理論の実例
- 部下指導経験=傾聴・承認の実践く
- キャリアの悩み=リアルな共感力
学生より圧倒的に有利な「現場経験」を活かしましょう。
科目別・最短合格戦略
学科試験対策
・平日:細切れ時間で暗記
・週末:過去問演習と苦手克服
【重要度ランキング】
- キャリア理論(スーパー、ホランド等)
- カウンセリング理論
- 労働関係法規
- 統計・労働市場
論述試験対策
週1回、必ず手書きで練習。通勤中に構成を考え、帰宅後15分で清書。
実技試験対策
- 平日:YouTubeで面談動画視聴(あくまでも参考として)
- 週末:オンライン勉強会参加く
- 月1回:対面ロープレ練習
挫折しないための5つの工夫
- 学習記録をつける 毎日5分でも「○」をつける達成感
- 仲間を見つける SNSやオンライングループで励まし合い
- 家族の協力を得る 週末2時間は集中タイムを確保
- ご褒美を設定 模試で7割超えたら好きなものを食べる
- 体調管理を最優先 無理な徹夜より、毎日30分の継続
よくある失敗パターン
- 最初に飛ばしすぎて燃え尽きる
- ネットに頼りすぎる
- 参考書を買いすぎて迷走
- 仕事の繁忙期に勉強計画が崩壊
- 実技対策を後回しにして間に合わない
これらを避けるには「6割の力で続ける」ことが大切です。
合格者からのリアルアドバイス
- 「朝型に切り替えたら集中力が全然違った」(製造業・40代)
- 「論述は通勤中に頭の中で練習。家では書くだけ」(IT企業・30代)
- 「実技は職場の1on1を練習だと思って臨んだ」(人事部・50代)
- 「養成講習の仲間と練習した」「声を掛け合った」(食品会社 40代)
「働きながら」だからこその強み
仕事で疲れた後の勉強は確かに大変です。でも、リアルな職場経験は、どんな参考書よりも価値があります。
今の苦労は、将来の相談者への共感力になります。「働きながら資格を取った」という経験自体が、キャリアに悩む相談者への最高のロールモデルになるのです。
完璧でなくていい。でも、諦めない。その姿勢こそが、キャリアコンサルタントとしての第一歩です。
今日も仕事お疲れさまでした。さあ、15分だけ、一緒に頑張りましょう。