- スキルアップ
あなたのカウンセリング力を測る10のチェックポイント
2025年08月05日
2025年08月08日

キャリアコンサルタントとして日々相談業務に携わる中で、「自分のスキルは適切なレベルにあるのか?」と疑問に感じることはありませんか。
客観的な評価が難しいカウンセリングスキルを、具体的な行動指標で自己診断してみましょう。
【基本姿勢・環境設定】1 – 3
□1. 相談開始前に心理的安全性を確保している クライエントが「何を話しても受け入れられる」と感じられる雰囲気作りができているか。物理的な環境整備から、開始時の声かけまで含めて評価しましょう。
□2. 相談者のペースに合わせた進行ができている 自分の進行したいペースではなく、相談者の話すスピードや思考の整理時間を尊重した関わりができているかがポイントです。
□3. 50分間の集中を最後まで維持できている 面談終了間際まで質の高い傾聴と適切な応答を続けられているか。疲れによる集中力低下は相談者にも伝わります。
【傾聴・共感スキル】4 – 6
□ 4. 相談者の感情変化を敏感にキャッチできている 話の内容だけでなく、表情・声のトーン・身体の動きから感情の変化を読み取り、適切なタイミングで言葉にできているかを確認しましょう。
□ 5. 要約・言い換えが相談者の納得を得ている 「つまり〜ということですね」の後に、相談者が「そうです!」と反応する頻度が高いほど、的確な理解ができている証拠です。
□ 6. 沈黙を恐れずに活用できている 相談者が考え込んでいる時間を大切にし、焦って話を促すことなく、建設的な沈黙を保てているかがカギです。
【質問・展開スキル】7 – 8
□ 7. オープンクエスチョンで深掘りできている 「はい/いいえ」で答えられない質問を使って、相談者の思考を広げ、新たな気づきを促せているかを評価してください。
□ 8. 価値観や本音を引き出す質問ができている 表面的な事実確認にとどまらず、「なぜそう思うのか」「何が一番大切なのか」といった本質的な部分に迫れているかがポイントです。
【支援・提案スキル】9 – 10
□ 9. 相談者の主体性を尊重した提案をしている 解決策を一方的に提示するのではなく、相談者自身が選択し、決断できるような情報提供や選択肢の提示ができているかを確認しましょう。
□ 10. 次回までの具体的なアクションを共に設定できている 面談で得た気づきを行動に移すための現実的で実行可能なステップを、相談者と一緒に考えられているかが最終チェックポイントです。
あなたの現在地を知ろう
【8〜10個該当】 高いカウンセリングスキルを持っています。さらなる専門性向上のため、特定領域の深掘り学習をおすすめします。
【5〜7個該当】 基本的なスキルは身についています。該当しなかった項目を重点的に強化しましょう。
【4個以下該当】 基礎スキルの見直しが必要です。研修参加やスーパービジョンの活用を検討してください。
自分のカウンセリングを客観的に評価する事はなかなか難しいと思います。そんな時は逐語記録を取ったり、キャリアコンサルタント同士のロールプレイも有効です。
キャリアコンサルタントはその活動を終える時まで自己研鑽の意識を持たないといけません。定期的にこのチェックを行い、自分の現在地を知る事により、さらなる質の高いキャリアコンサルティングに繋げて行きましょう。